遠山観音

遠山観音

首枘の前面材墨書銘に「天正十六年九月吉日 七条仏師 法印 康佑(花押)同 大弐 共作」とある。
大弐は運慶九代の末、七条仏所を継いだ優れた仏師である。 寄木造で肉身部は金泥 を塗り、玉眼で百毫は水晶がはめこまれた作り。 像形は左手に水瓶を持ち、施無畏の印を示し、人心の十一の悪業・煩悩を取り除き、安心・幸福を与えるために頭上に十一の面相を持つ 「百合観音」とも呼ばれ、「歯痛」治癒の観音様で、念願通り治癒すればお礼に百合の根をお供えして感謝するという伝えがある。百合観音の名称は台座の蓮弁の様子が百合の根に似ている所から出たと云われる。

十一面観世音菩薩坐像

四尺七寸の十一面観世音菩薩坐像。鎌倉末期の作。
昭和六十三年(1988年)米沢市指定文化財に指定。
とても貴重な十一面観世音菩薩坐像をご覧になりたい方は真言を唱えてクリックしてください!

「おんまか きゃろにきゃ そわか」×3回